COACH

サッカー上達の鍵はスキル×身体能力×考える力の向上

私自身これまでの約20年間、現役でサッカーをしてきましたが、そのうちの多くの時間をCB（センターバック）としてプレーしてきました。
CBなどのDFというポジションがどれだけ体を張ってチームのピンチを救っても、ヒーローはいつもゴールを決めた前線の選手。しかもひとつのミスでチームが負けてしまう可能性があるのです。
私自身も何度も自分のミスでチームを負けさせてきました。
高校生までの私は足も遅く、決して身体能力が高いほうではなかったため、スピードで相手に負けたり、アジリティの部分がついていかなかったりして失点。
試合中に味方や相手選手から馬鹿にされたこともあり、そんな自分がとにかく悔しかったのです。

そんな自分を変えたい。
その思いでスポーツ系の大学に進学し、身体のことを学び、身体にフォーカスしたトレーニングを積み重ねていきました。
すると3ヶ月が経過した頃から、今までついていけなかった相手の動きにもついていけるようになったり、身体を思い通りに動かせるようになったりして、自然とボールを持った時のプレーに余裕が生まれたのです。

大学生になって初めて「自分の身体を自分できちんとコントロールできている」と実感しました。
これまでただなんとなくやっていた動きも一つ一つの細部に目を向けて動くことで、足も速くなりましたし、アジリティ能力やジャンプ力も向上しました。

この経験から私は、自分の身体を思い通りに動かすトレーニングを幼少期からしっかりと積み上げていけば、もっと自信を持ってプレーができていたのでは、と考えるようになったのです。
そこで多くの子どもたちに、サッカーのスキルだけではなく、身体の動かし方にフォーカスしたフィジカルトレーニングも指導してきました。

これまでに指導してきた選手たちやその保護者の方からは、「スピードや瞬発力の向上を実感し、プレーにも余裕が生まれてきた」と、嬉しいご報告を数多くいただいております。
身体とサッカーそれぞれのトレーニングを同時に行うことで、身体の動きが自然とプレーに活きてくるのです。

また、自分の身体の使い方に目を向けられるようになると、自然と「考える力」も身についていきたす。これまでただ何となくやっていたパスやドリブルも、どういう身体の使い方をすればより相手にとって脅威になるか、どこに意識を向けてプレーすればミスなく思い通りにプレー出来るか。自分の身体に目を向けれるようになると、それ以外の相手や味方選手のことまで観えるようになってきて、常に考えてながらプレー出来るようになります。

スキル×身体能力×考える力を同時に向上させていくことで自然と余裕が生まれ、自信を持ってプレーできるようになります！

継続は力なり

私はサッカーを通して、子どもたちに伝えたいことがあります。
それは「継続する」ことの大切さです。
私自身、現役時代は本当に下手くそでしたし、自分よりもうまい選手はごまんといました。
自分のミスでチームを負けさせてしまった経験も幾度となくあります。
そのたびにサッカーを辞めたいと思いましたし、死のうと思ったことさえあります。

私には才能もセンスもありませんでした。
そんな私でも唯一誰にも負けていなかったこと。それは「継続」です。
本当に下手くそで不器用な私でしたが、誰よりもサッカーと向き合い、努力を続けてきました。
だからこそ全国3位という結果を収められましたし、今もこうしてサッカーに携われているのだと信じています。

私の人生、思い通りにいったことはほとんどありません。
それでも私はこれまでに一度も失敗したことがありません。
それはなぜか？挑戦を今もなお継続しているからです。
挑戦を続けている限り、失敗はありません。ミスは「成功への過程」でしかないのです。
諦めることは、決して悪いことではありません。
しかし、地道にコツコツと継続した人にしか見られない景色もあります。

「継続は力なり」
これは私の一番好きな言葉です。
「才能がない」
そんなことは思わなくて良い。
「努力を継続できる」
これも立派な才能です。
コツコツひたむきに、そして謙虚に努力を継続できる。そんな人間を我々は育てていきます。

経歴

・神村学園中等部 / 高等部
・福岡大学
・板付FC
・ナショナルトレセン
・大学九州選抜

指導歴

・東海大福岡高校サッカー部 コーチ
・ブリジャール福岡FC コーチ
・板付FC

保有資格

日本サッカー協会公認B級ライセンス
NSCA-CSCS
中高第一種教員免許（保健体育）